自己分析
適応障害になりやすい性格があるとお医者さんは言った。
自己肯定感が低く、他人依存型の性格でいい顔をしてしまいがちな性格。
まさに自分のことだった。
母親が根っからの真面目人間で、しつけにとても厳しかった。
自分のことよりもまず他人のことを考えるようにという教育方針の元、マナーから考え方に至るまで他人はどう思うかという視点にたてというしつけ。
私が長子であることもあり、そのしつけの厳格さはすさまじかった。
いつも怒られてばかりだった。
わたしは奔放で気が強い性格だったので、相当手を焼いたのだろう。
本当に母は怖かった。
スーパーで泣き止まなかったわたしに堪忍袋の緒が切れ、「家に帰ってからそんなだったら知らないから。」と怒られ、家に入るなり突き飛ばされた記憶がある。
また、打たれたり不機嫌な顔を向けられ続けたりしたこともよく覚えている。
そんな幼少期だったから、母のことが恐ろしくて仕方が無かった。
なにかしたら怒られるのでは?打たれるのでは?
いつも怯えて顔色を伺って、自分では何も決められない、つまりは決めたことで怒られるのが怖くて指示待ちになるといった子供だった。
そんな性格だったので、強気に出てくる人たちに対しても何か恐れを感じてしまうのであった。
大人になってからは、強気な人たちと距離を置くすべは身につけた。
だが、自己肯定感の低さはどうしようもなく常に抱えていたのだった。
自信のなさ。
この厄介な性格は、自分の首を幾度となく締め付けてくる。